乾燥肌の基礎知識
顔も体も、肌トラブルは乾燥から始まると言われます。肌が乾燥状態になると、紫外線や活性酸素、衣服のこすれなどの外部刺激に対する抵抗力が弱まってしまうからです。乾燥が起こる原因はさまざまありますが、加齢の影響がとても大きいでしょう。加齢とともにホルモンバランスが崩れるため、皮脂分泌量が低下します。これによって、肌を外部刺激から守る皮脂膜が作られにくくなり、肌を守ることができなくなるのです。
また、加齢によって肌のターンオーバーが低下するため、古くなった角質がはがれおちることなく、角質肥厚してしまったり、自分自身で潤いを作り出すことが出来なくなったりします。肌の生まれ変わり、ターンオーバーの過程で私たちは自分自身でヒアルロン酸やNMFなどの潤いを作っているのです。肌のターンオーバーが乱れると、潤いを作ることが出来なくなり肌が乾燥しやすい状態へと変化してしまうでしょう。
加齢以外にも、紫外線や冷暖房、冷たい風、偏った食生活などから乾燥が引き起こされます。紫外線に当たると、ターンオーバーが乱れ角質肥厚が起こります。冷暖房は、空気を乾燥させ、肌をも乾燥させてしまうのです。冷たい風に当たると、肌の熱とともに肌の水分までも失われてしまうでしょう。偏った食生活を送ると、肌に充分な栄養素が行き渡らず肌の代謝能力が低下し、乾燥が引き起こされてしまうのです。年齢や肌質など、自分自身の体質以外にも環境や気候も乾燥肌の要因になることを頭に入れておきましょう。
入浴でかゆみ対策
乾燥がすすむと、肌にかゆみが起こることがあります。冬、夜布団に入り眠りにつこうとしたとき…わき腹や足、太ももなどがかゆくなってしまった経験はないでしょうか?乾燥からくるかゆみは、かけばかくほどにかゆみが増し、かゆい範囲も広がってしまいます。
一日の終わりに、温かいお風呂に浸かると幸せだと感じる人は多くいると思います。忙しいから、一人暮らしだからとシャワーで済ませている人も、週に1〜2回はゆっくりと入浴する日を設けてみませんか。入浴する際の湯温は38〜40度が適温です。熱いお湯に浸かると、肌表面の皮脂膜が取り去られ乾燥に拍車がかかることになります。入浴の際に、かゆみ対策として一番簡単でおすすめなのが入浴剤を使った入浴です。入浴剤は、水道水を軟水化するため肌あたりを優しくしてくれます。特に保湿効果の高い入浴剤を用いれば、肌に保護膜を形成してくれるので、肌を外部刺激から守ることが出来るようになるのです。
お風呂で体や顔を洗う際は、絶対に力を入れて洗わないようにしましょう。肌にかゆみがでるようであれば、体を洗う際は泡をたっぷり立てて優しく洗ってください。肌をゴシゴシとこする刺激も、乾燥に拍車をかける要因の一つなのです。流し残しのないように、石鹸はしっかりと落としましょう。流し残しも、肌への刺激となる可能性があるからです。入浴することで肌の血行が良くなり、肌に必要な栄養素がしっかりと運ばれるようになります。入浴するという行為自体が肌を元気にし、乾燥から守ってくれるのです。
化粧水やクリームで対策
乾燥からかゆみが起こる際、化粧水やクリームを使った保湿は欠かせないケアの一つとなります。肌を乾燥させないためには、肌の水分バランスが正常であることが大前提となります。肌の水分バランスを保つためには、化粧水で水分補給を、クリームで油分補給をすることが大切です。
肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れ自分自身で潤いを作る機能が低下します。そのため、化粧品を使って外側から肌を潤わせてあげることが必要となります。化粧水は、水分を肌に補給するだけでなく、ターンオーバーを正常にする役割も持っています。食器を洗うときを想像してみてください…お茶碗にこびりついた米粒も、水に浸しやわらかくさせることでこびりついていた米粒を簡単に落とすことができます。
これと同じで、肌にたっぷりの水分を与えてあげると、肌は柔らかくなり、古くなった角質を無理なく排出することができるようになります。古くなった角質を無理なく排出させることができれば、ターンオーバーが正常に行われ乾燥しにくい肌を作ることができるでしょう。
クリームには、油分が含まれているため肌を守る皮脂膜の代わりの油膜を形成することができます。皮脂膜が作られにくい状態だと、紫外線などの外部刺激が肌の内部まで侵入するため肌にかゆみが起こりやすくなります。油膜を作ってあげることで、水分蒸発を防ぎながら外部刺激からも肌を守れるようになるでしょう。化粧水やクリームどちらか一つではなく、水分と油分の両方を補うことが大切です。
乾燥肌の原因と対策
乾燥肌になる理由は様々です、ストレスや冬の冷たい外気、食生活など。それらを改善する対策など。